優雅さとピンと張りつめた緊張感ある音を奏でる中国伝統の楽器、古筝(こそう、グーチェン)。
そしてしなやかさと妖しさを持つ自身による女声ヴォーカルが冴える中国 / 北京出身のWu Fei (ウー・フェイ) による2007年発表のファーストアルバムが初国内盤化!

中国の伝統的な楽器による演奏、メロディを踏襲しながら、フリージャズにも影響を受けた現代的な解釈も積極的に取り入れた民族 / 伝統音楽の最新アップデート版、ニュースタンダードといえる作品です!ボーナストラック、インタビュー / 解説付き!

2007年イタリアのアヴァンレーベル、フォレストヒルからリリースされた本作。即興と作曲、両方の要素を含み、後にジョン・ゾーンのTzadik Recordsからセカンドアルバムがリリースされる理由も分かるほど、HENRY COWのフレッド・フリス全面参加のアルバムである。加えてヴァイオリン奏者カーラ・キールステッドも作曲に関わり、本アルバムを豊かな内容にしている。フレッド・フリスらとの共作となる楽曲も多いが、本人のアレンジによる中国のトラディショナルな楽曲の魅力も大きい。


[ Wu Fei PROFILE ]

北京出身、中国音楽院で音楽を学んだあと2000年からアメリカにわたり、ジャンルレスな活動を続けるウー・フェイ。彼女は中国の伝統的な楽器、古筝(こそう、グーチェン)と呼ばれる21本の金属弦を持つ琴に近い楽器のプレイヤーであり、同時にヴォーカル、作詞 / 作曲も手がける。著名な作曲家ジョン・ゾーンやHENRY COWのフレッド・フリス、女性ヴァイオリン奏者カーラ・キールステッド、日本の箏奏者沢井一恵、フリー・ジャズを代表するピアニスト、セシル・テイラーらとも交流し、幅広く実験的な活動を行っている。フリー系サックス奏者エヴァン・パーカーとのニューヨークデュオコンサートなどのほかベルリン、パリ、ミラノなど世界中の都市をツアーするなど世界的にも評価が高い。2007年にリリースされた本作と、ジョン・ゾーン主宰のTzadik Recordsからセカンドアルバムをリリースしている。

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